中医思想


中国人の歴史意識2

前回、宮脇淳子先生の新著『真実の中国史』にもとづいて、中国人の歴史意識の基本について述べた。今回は、同書をもとに、実際に近代史がどのようにして作られ、日本国民に広まったのか、その構造について、私なりにまとめてみた。


中国人の歴史意識1

モンゴル史がご専門の、宮脇淳子先生の『真実の中国史[1840-1949]』という本を読んだ。われわれが教わってきた近代史は、アジアの侵略国家によって捏造された歴史で、史実をもとにより客観性のある歴史を取り戻す必要性があるというのが本書のテーマだ。目からウロコのことばかり述べられていて、すごく面白い。

治療における神秘学的感覚体験論1

業界関係者だけが閲覧できるネット上のある場で、治療家の感覚体験が話題になった。感覚体験なので個的体験なわけだが、臨床の話題を話し合うときに、そういった記述に意味があるのかどうかという話である。

臨床経験を積み重ねるような議題のときは、「定義が共有されないような感覚体験を使うのはふさわしくないと」いう主張は理解できる。


中国医学における唯物論VSイデア論3

前回前々回の日記の日記で、気は中国風のイデア論であり、物質はイデアの一形態である、本来は一なるもの(物自体)だが、物質とイデアに分かれて見えるのは人間の認識構造によると述べた。さらに「物自体=物質」と考える人と「物自体≠物質」と考える人がいて、その違いが生じるのは意識の根幹である霊の部分と肉体との関係性によるとも書いた。


中国医学における唯物論VSイデア論2

前回の日記で中国医学や中国哲学でいう「気」はイデアであると書いた。
イデアは古代ギリシャ以降、西洋哲学の重要な概念で、物質(エイドス=質量)を生じさせる形而上学的実在(ヒュレー=形相)を示す概念だ。


中国医学における唯物論VSイデア論1

9月3日・4日と高橋巌先生の人智学講座を受講した。ルドルフ・シュタイナーの四大主著の一冊である『神秘学概論』を読解して、彼の壮大なイデア論とそれを認識する修行論を学んできた。